具体的な取引の流れ
15分足の場合
売買サイン登場後のエントリーになりますが、サイン登場後、±50pipsで指値注文してもかまいません。
但し、その場合、50pips~逆行せずに動いた場合は、その時点のエントリーは見送りとなります。
見送った場合、トレンドを作るような動きであれば、数日間、次のサインが出るまで待たなければなりません。
但し、15分足サインを見送っても、1分や5分足で早期に次のサインが出る場合も多々あるので、そのサインに従うのも効果的です。
多くの方は、見送りになっても、もったいない。とは思いません。理由は、次のチャンスが当然あることと、やはり勝率の高さの信頼度にあります。
エントリー後に逆行しても思惑通り利確できることが90%だからです。
ここで重要な注意点は、前述している通り、逆行による含み損対応です。逆行による損切りを20、30pipsでしていてはキリがありません。損切り(ストップ設定)をするのであれば、最低150pipsの余裕を持ちます。ストップ設定をしない場合は下記のルールになります。
買いエントリー → 逆行 → 売りサインが出た。
この場合、買いポジションは手仕舞い。新規で売りポジションを持つ。
売りエントリー → 逆行 → 買いサインが出た。
この場合、売りポジションは手仕舞い。新規で買いポジションを持つ。
つまり、反対売買(ドテン)が基本になります。
このドテンのタイミングは、サイン登場時に出る「音」もしくは、携帯にメールを飛ばすことで、逃すことはありません。
逆行による含み損を、いつか戻ると思って放置する訳にはいきません。
逆方向への暴落暴騰があるからです。
含み損による損失を確実に限定させなければなりません。
そのために、エントリー時にストップ設定をする。または、逆方向のサインが出た時点で損切りによる決済をする。このどちらかは必ず必要です。
逆サインが出た時のドテンが効果的であり、多くの方がこれにより月ベースで確実に利益を残しています。
もちろん、ドテンの時点では損切りですからマイナス決済になります。
しかし、90%の勝率の中で限られたマイナス決済ということを忘れないでください。含み損のポジションをマイナス決済できない方は、投資で利益を残すことは不可能です。
15分足のリミットはエントリー時に、50pipsで設定します。
損切りは前述のように、150pipsもしくは逆サインによるドテン待ちです。
月間少なくみて10回の売買をしたとします。勝率は90%です。
利確は450pips マイナス決済は100~150pips。
300pips~350pipsを毎月残すことができます。
1万通貨の取引であれば、約30,000円の利益。
5万通貨の取引であれば、約150,000円の利益。
10万通貨の取引であれば、約300,000円の利益。
上記はリミットを50pipsで設定した場合ですから、トレーリングを可動させた場合は、上記の2倍の利益は確保できます。
レバレッジにもよりますが、海外系の会社であれば200倍~500倍のレバレッジで必要証拠金を抑えることができます。
FXCM(200倍)の場合、ユーロドルの必要証拠金は、5万通貨で約30,000円。10万通貨で約60,000円です。
500倍のレバレッジの会社であれば、上記の半額以下の必要証拠金で足ります。
200倍のレバレッジで必要証拠金以外にどれくらいの余剰金が必要か?
1万通貨の場合・・・約38,000円(500pips分の余剰金です。)
5万通貨の場合・・・約190,000円(500pips分の余剰金です。)
10万通貨の場合・・・約380,000円(500pips分の余剰金です。)
上記の余剰金は、レバレッジとは関係ないので、500倍のレバレッジでも100倍のレバレッジであっても同じ余剰金です。
90%の勝率から言うと、上記の余剰金は多すぎます。
しかし、人間は必ずミスをします。売り買いを間違える。損切り、ドテンをしなかったなど。それらを含めて、上記の余剰金は必要です。
資金に余裕のない方は、無理をせず1万通貨から始めてください。
1万通貨からでも月間30,000円の積み重ねができます。
必要証拠金、余剰金を含め2ヵ月後には2万通貨の取引ができます。
その2ヵ月後には4万通貨の取引ができます。
2ヶ月毎に倍の取引ができることになります。
1年後には64万通貨の取引ができます。
これが複利です。
たまたまトレンドに乗って大きな利益を得たから、取引額を増やした結果、暴落などに巻き込まれて大損する。というのが世間一般の個人投資家です。
サインとルールに基づいて、毎月安定利益をベースに取引額を増やしていく。これが複利で資金を膨らます。ということであり、多大な利益を継続している一部の成功している投資家の王道です。
目先の利益を追いかけるのが勝てない個人投資家です。
少なくても毎月安定利益を得ながら複利で儲けているのが、勝ち組の投資家です。
取引額が60万通貨になっても、サインとルールに基づいた売買をすることには変わりません。月間300pipsであれば、約3,000,000円の利益です。
2年後にどうなっているのか?同じように約60倍になります。
多くの資金があるから勝てる、というものではありません。
少ない資金でも増やしながら大きな資金にできることが重要です。
そのために、使用するツール、ルールが必要になります。目視でテクニカル分析を裁量で判断するような売買では、収支に波があり、前述のように複利で計画的に増やすことはできません。
信頼できるツール、シンプルで厳守しやすいルール。
この二つが揃えば、誰でも同じように大きな利益を得るチャンスだけでなく、それを実現することができます。
例)1時間足のサインは、スイング的な売買。
5分足(又は1分足)のサインは、デイトレ~短期スイングの売買。
この二つの売買を同時に取引している方が多数います。
「1時間足のサインに応じてエントリーしたが、逆行して含み損の状態にある。5分足では逆サインが登場した。」
上記の場合、1時間足のポジションは、1時間足での逆サインが出るまでは含み損の状態であっても継続です。
5分足でサインが確定すれば、新規でポジションを取ります。
この時、二つのポジションを持つ状態になります。
1時間足のポジション リミット50pips~トレーリング。
損切りはドテン。
5分足のポジション リミット50pips。
損切りはドテン。
1時間足のポジションが含み損の状態の中で、5分足のサインが出ればそれに従ったポジション取りを淡々と繰り返します。
この時、1時間足の含み損ポジションを、5分足の含み益と相殺して、損切りしてしまう。ということはしてはいけません。
あくまでも1時間足と5分足は全く違う取引として分けることが基本です。
これをしっかり分けて実践することができなければ、1時間足の売買はするべきではありません。
分足をメインとした売買に絞ります。
分足に絞る場合でも、1分足のポジション、15分足のポジションの2つを持った場合でも、前述と同様です。2つのポジションは分けて実践しなければなりません。
15分足で含み損、1分足で含み益。これを相殺して15分足のポジションを決済しません。
このように複数のポジションのトータルで利益を残す、というのは一見リスク分散に思えますが、実際にはルールが定まらず、いたずらにナンピンなどポジションを増やし、結果やもえず大きな損切り、または塩漬け。ということにつながります。
これらをイメージしながら、まずは一つのポジションで、利確、ドテンをしながら利益を残せることを確認してください。
それに慣れてから、違う足による複数ポジション取りをするのが順序です。
1時間足など長い足は、サイン数は少なくても大きな利幅を狙えるのがメリットですが、そのためには相応の含み損を覚悟しなければなりません。
それをいきなり本番で慣れるのは誰でも難しいので、デモ取引で利確、ドテンを繰り返し、サインの信頼度を高めることが先決です。
信頼度を持たなければ、自信を持って相場に臨むことは不可能です。
バックテストなど過去検証は全く意味はありません。
デモ取引上、ライブで登場するサイン登場後、どのように動くか?
持ったポジションに対して、リミット設定をしっかりできるか?
逆に動いた時、心理的に不安になり損切りしてしまわないか?
逆サインが出て損切り、新規ポジション取りができるか?
この4つをデモ取引の段階で曖昧な感じですると、本番で確実に損失を積み上げることになります。
この4つを確実に実行し、さらに、これをすれば利益が残せる。ということが信頼度であり、自信につながります。
デモ取引は勝つことよりも、ツールやルールを確認する。ということを目的にします。デモ取引で、安易に勝ったからと言って、本番に臨んでいる方は、確実に勝てていません。本番でツールやルールに迷っていては手遅れです。
数多くのツール(ソフトなど)やルールが出回っていますが、実際、勝てていますか?派手な宣伝に惑わされていませんか。
勝ったり、負けたりでは最終負けます。
①勝率が高いこと。勝率とは思惑通りのpips数を得ることを言います。
②利確できず、逆サインが出た時の対応。
ルールとはこの二つしかありません。
ツールとルールは揃っています。
後は、精神面、心理的な気持ちの持ち方です。
この要因は一つしかありません。
含み損の状態です。
ツールの信頼度が揺らいだり、ルールを破ってしまうのは、含み損の時です。含み損に対してどのような心構えが必要か。そこが勝負の分かれ目です。
暴落急騰は定期的にあります。
買いポジションを持っている時に暴落すれば多大な含み損となり、損切りすれば大きなマイナスが確定します。損切りできずに塩漬けにすれば、さらに損失は膨らみます。
しかし、含み損を放置して戻るまで待つ。というルールはありません。
暴落暴騰、急落急騰時には、必ず逆サインが出ます。
逆サインが出れば損切りとなりマイナスは確定します。そして、逆サインに従って、新規ポジションを持ちます。(ドテン)
このポジションの切り替えをする前に、投資とは含み損を想定しなければ勝てない。ということを常に思い出してください。
優秀なツールやルールに基づいたポジションはエントリー直後から思惑通りに動くでしょうか?買いポジションを持った直後に上昇しますか?
売りポジションを持った直後に下降しますか?
それはほぼないと思った方が無難です。
ポジションを持つ → 逆行して含み損を抱える
この含み損に対して、小さい幅のストップや損切りルールであれば、ポジションを持てば持つほどマイナスが積もります。
1万通貨 200pipsの含み損 約15,000円
5万通貨 200pipsの含み損 約80,000円
10万通貨 200pipsの含み損 約150,000円
デモ取引で上記の含み損に慣れるまでは本番には入れません。
但し、1分足、5分足、15分足など分足では、当然200pipsも待たずに、実際には50pips~150pipsで逆サインが出るので、200pipsの含み損というのは現実にはありません。
含み損をできる限り抑えた売買がしたい、というのは誰もが思うものです。
それを優先するのであれば、1分足、5分足の売買をメインにします。
そして、取引額も1万通貨以下に抑えます。
前半にご紹介した通り、1万通貨でも1年で約60倍にできる勝率のツールと売買ルールです。小さく始めて大きくする計画をコツコツと実行します。
損切りによる確定マイナスをプラスに持っていく方法
対象は1分足、5分足、15分足のいずれかです。
資金割合を、1:3:8にします。
一つ目のポジションが1。二つ目のポジションが3。
三つ目のポジションが8となります。
1,000通貨単位の場合
①1,000通貨 ②3,000通貨 ③8,000通貨 必要資金 約5万円
5,000通貨単位の場合
①5,000通貨 ②15,000通貨 ③40,000通貨 必要資金 約30万円
パターンA
新規ポジションは、資金割合は①です。これが逆行し、逆サインが登場した時、①のポジションは損切り、新たに②のポジションを持ちます。
①の損失を②のポジションで取り戻します。
パターンB
新規ポジションは、資金割合は①です。これが逆行し、逆サインが登場した時、①のポジションは損切り、新たに②のポジションを持ちます。
②のポジションも逆行し、逆サインが登場した時、②のポジションは損切りし、新たに③のポジションを持ちます。
①、②の損失を③のポジションで取り戻します。
これらのパターンが可能になるのは、単に勝率が高いというだけでなく、「50pipsも動かずに逆行する損切りが3回続かない」。という前提があってのものです。
この資金割合で、分足限定ですが、ぜひ検証をしてください。
検証のポイントは、50pips以上動く利確率が極めて高いということ。
3連敗がないため、上記のような資金割合にすれば、確定したマイナス分も取り戻すことができる。というポイントです。
投資は基本的に年サイクルで資金を膨らましていくものです。
株や金なども長年放置し、気づいたら何十倍、何百倍の価値が出て、大きな財産となっている方もいます。
投資として取り組む場合は、長年ではなく、2年、3年で大きな財産を作ることが目的です。そのために個人投資家でもテクニカル分析を学び、売買ルールを作り上げた人は大きな財産を築いています。
「スキャルピングのように売買回数を増やして、いますぐに儲けたい。」
こういう方が最終儲けるのは難しいのが現実です。
ツール、ルール、戦略、強い意志、計画を実行できる者だけが、成功できるのが投資です。
含み損は、小さく、短時間の方がいい、というのは誰もが思うことです。
これを優先する場合は、1時間足以上の長い足の売買は控えるべきです。当初、1分足、5分足の売買をメインにすることが含み損減に直結します。
また、現時点で資金に余裕があったとしても、ツールやルールに信頼度を高めるまでは、1万通貨から始めて、コツコツと膨らましていく計画を実行する方が効果的です。
前半にご紹介した通り、1万通貨でも年ベース複利で約60倍ずつ増やしていくためのツールであり、売買ルールです。
あなたが必ずやるべき事
FXCM UKの無料デモ口座~デモ取引
本番を想定した売買をします。
最低でも10回以上のサイン登場に合わせて売買してください。
この時、勝率、連敗率、50pips利確設定、逆サイン時のドテン。
これらを確認、実行してください。
単に過去検証ではなく、ライブでのデモ取引で確認してください。
確認後、自信を持って本番に臨むことが、必ず必要です。
本番後もデモ取引と同様の売買を繰り返すことで、4ヶ月経つころには、確信に変わって います。